2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

竹内洋『学歴貴族の栄光と挫折』

日本の近代シリーズの1冊として書かれ、文庫落ちしたもの。 旧制高校の階層移動・文化戦略による意味づけを中心に、旧制高校の誕生や位置づけ、旧制高校的教養主義の戦後の再興そして終焉について描いている。 筆者は『立身出世主義』や『教養主義の没落』な…

ランドル・コリンズ『ランドル・コリンズが語る 社会学の歴史』

原書のタイトル、"Four Sociological Tradition"の通り、社会学の伝統を大きく4つに分け、そのそれぞれの展開についてコリンズが語る本である。 社会学史が体系的にまとめられていて、分かりやすい本ってあまり見当たらないように思う。 けれど、この本は体…