小説

トーマス・マン『魔の山』

ふと思い立って購入。いわゆるビルドゥングスロマン小説。セテムブリーニをそれほど好きではないのに(念の為にいっておくと、だからといってナフタに共感するわけではない)、ペーペルコルンが出てきた途端に、セテムブリーニ・ナフタ両氏と共同戦線を張り…

コーマック・マッカーシー『ブラッド・メリディアン』

研究になかなか身が入らないので、一休み。 とにかく描写が濃い。 句読点を省いて形容を重ねた文章は圧倒されるほど。 またその中で描かれる「判事」の存在感がすごい。 なんとなくモーガン・フリーマンを思い浮かべつつ読んだのだが(たぶん長身で存在感の…