トーマス・マン『魔の山』
ふと思い立って購入。
いわゆるビルドゥングスロマン小説。
セテムブリーニをそれほど好きではないのに(念の為にいっておくと、だからといってナフタに共感するわけではない)、ペーペルコルンが出てきた途端に、セテムブリーニ・ナフタ両氏と共同戦線を張りたくなるのは、自分が理性による「啓蒙」「教育」を根本のところで信じているからだろうか。
マンにとって、WWⅡはこれほどまでに大きなものだったのだろうか、それとも解説者が述べるように、ここで終わらせなければ終わり得ないものだったのだろうか。
- 作者: トーマス・マン,高橋義孝
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