トーマス・マン『魔の山』

ふと思い立って購入。

いわゆるビルドゥングスロマン小説。

セテムブリーニをそれほど好きではないのに(念の為にいっておくと、だからといってナフタに共感するわけではない)、ペーペルコルンが出てきた途端に、セテムブリーニ・ナフタ両氏と共同戦線を張りたくなるのは、自分が理性による「啓蒙」「教育」を根本のところで信じているからだろうか。


マンにとって、WWⅡはこれほどまでに大きなものだったのだろうか、それとも解説者が述べるように、ここで終わらせなければ終わり得ないものだったのだろうか。


魔の山 (上巻) (新潮文庫)

魔の山 (上巻) (新潮文庫)

魔の山 下 (新潮文庫 マ 1-3)

魔の山 下 (新潮文庫 マ 1-3)