竹内洋『日本のメリトクラシー』

1,2章だけは何度も読んできたが、最後まで読み通したのは初めて。


やはり理論的で面白い部分は1,2章か。


1章でこれまでの教育とトランジション研究のパラダイムについて語り、2章でその後として、Rosenbaumのトーナメント移動およびBarton Clarkの冷却論を援用して「日本のメリトクラシー」における冷却の分類を行っている。


3〜6章は主にトーナメント移動理論に依拠した学校・就職・昇進における競争についての分析で、7章が結論といったところ。



日本のメリトクラシー―構造と心性

日本のメリトクラシー―構造と心性